http://reiujisharyo.en-grey.com/%E9%89%84%E9%81%93%E6%A8%A1%E5%9E%8B%EF%BC%88%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%EF%BC%89/%E3%81%9D%E3%82%89%E3%81%AE%E3%82%80%E3%81%93%E3%81%86そらのむこう
お久しぶりです。いおんぐりっどです。
以前からついったでちょいちょい進捗を上げてた京成の新AEが完成しました。
マイクロ製品をベースに車体の磨きとクリア仕上げ、床下周りをちょこっと手を入れただけですがそれなりに形になりました。
いつも通りならここで各車紹介ですがAEは側面から見ても機器がわかりにくいため、各車の紹介は割愛します。
その代わりと言っては何ですが、各部の加工をより重点的に見ていければと思います。
まずは屋根上から、実車では屋根の雨樋より内側はほとんど黒に近い色で塗装されているので模型もここは再塗装しました。屋根までラメ入りの紺色ではかっこ悪いですからね・・・
塗料はクレオス137番タイヤブラックあたりをベースに黒と混ぜて調色しています。
続いてクーラー周りですが、まずクーラー本体はステンレスシルバーで再塗装ののち墨入れ、前後の整風板はサフで下地を整えた後同じくステンレスシルバーで塗ることで塗装されたFRP感を出しています。クーラーと整風板をつなぐカバーはグレーを混ぜた銀色で塗ることで材質の違いを表現してみました。メリハリが出たんじゃないかと思います。
パンタ周りは基本いつも通りの感じです。屋根色が黒のところに黒の配管が引かれているので目立ちにくいですが、配管側を油性マジックで色入れすることで色味を変えて目立たせています。ヒューズ箱はプラ成形の配線パーツを撤去して真鍮で植え直しています。めんどくさいわりにあんまり目立たないですね・・・orz
車体はGMの光沢クリアを吹いた後にコンパウンドで磨き出して艶仕上げにしてあります。辞めたくなる気持ちにどこまで喝を入れて磨き続けられるかが車体の完成度を大きく左右するので精神力が必要かなぁと・・・
ついでに運転台にグレーを差してさらにライト基板のLEDを交換することで実感的にしてあります。
さてさて、そしてメインの床下ですが・・・
まずほぼ更地状態だった床下にGMの分売パーツとかを並べていきます。某氏から床下資料をいただいたので楽に作業することができました。ありがとうございます。
インバータ装置のところは実車通り内側からパワーユニットを出そうかと考えたのですが強度的に厳しかったので塗り分けと色差しのみにとどめてあります。
余談として、京成AEのVVVF装置であるRG6009-A-M形ですが冷却方式は一般的なヒートパイプによる走行風自冷式を採用しています。しかしながら床下をほぼ完全に覆うカバーによって取り入れられる走行風が限定的になることからパワーユニット下部に補助冷却ファンが取り付けられています。模型でもこれを再現するべく、プラ板を貼りつけてパワーユニットがカバーの下にはみ出るようにしてみました。
5号車にはトイレが設置されているため、車端部のトイレタンクと車体中央付近の水揚装置・水タンク等は自作3Dパーツを取り付けてみました。一発勝負の設計でしたが見事にぴったり嵌ってよかったです。ついでにT台車(写真右側の台車)につけられている速度発電機も3Dプリントで出力して取り付けてみました。軸端が飛び出ている様子が再現できたと思います。
M台車の方は特に何かを取り付けることはせず、色差し程度で仕上げています。C種車輪(車輪ディスク付き車輪)を履いているのでディスク部分は銀色のままにしてあります。
元の製品レベルが高いので加工点はこれくらいです。比較的お手軽にできる加工でしたが、ついったに流したところ思いのほか好評でびっくりしました。自分の模型で400ふぁぼもらったことなんて初めてなので驚いています。ありがとうございます。
京成車の中でも1番好きな車を自分なりに手を入れて仕上げられたので満足です。10周年目を迎えた成田スカイアクセスですが、これからもJAPAN SPEED、160㎞/hで下総台地を駆け抜ける姿を見せてほしいものです。
まっすぐ、速い。
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