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霊烏路車輌製造 工場日記

模型製作とか実車観察、電気・電子工作、音楽作りなんかについて備忘録代わりに書いていきます。よろしくお願いします。

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今年の京急乗り初めをしてきた話


こんにちは。いおんぐりっどです。

一昨日、2018年(いおぐり暦では7613年)の京急乗り初めをしてきたのでまあいろいろ発見してきたことを書いてみようと思います。

横浜から京急線に入りまず最初に向かったのは金沢文庫~金沢八景。

車内から金検ヲチしてたら昨年車体及び機器更新をした1001編成が南側地区の一番本線よりの見やすい位置に止まっていたので半ば衝動的に降りました。

というわけで


 みんなだいすきMAP-194-15V296形VVVFインバータ装置です。第一印象がまず「ちっちゃくてかわいい」っていう感じですね。側面のリベット?のような跡もなかなかいい味を出してますw 詳細については他の方のブログで紹介されているようなので割愛しますが、パワーユニット以外にゲートドライバ回路と演算部、それからLBまで集約してこのサイズに収めた三菱さんはさすがだなぁといったお気持ち表明だけしておきます。

 ちょっとここで余談なんですが、昨年のうちに


 こんなものを作って公開しました。そして・・・

 
 なんと!早速使ってくださった方が・・・!ありがたい限りです。ほかの方で1001編成作りたい!!っていう方はぜひぜひ使っていただけると嬉しいです。

閑話休題

 そんなわけで主回路装置もそこそこにこんなものに着目してみました。


 更新に伴い新しく交換されたAUC(冷房用配電盤)の裏側です。主回路装置の交換に伴い隣にあったHBが海側に移ったためこのように裏側のコネクタ取り付け部がよく見えるようになっていました。新型では背面(画像では左側)に補強版のような折り曲げ板材が取り付けられたようですがこちら側からもかなり目立っています。模型で作る際にはこのあたりやケーブル類も再現するといいアクセントになりそうです。

 ついでに個人的に面白かったのがコレ


 見ての通りコンプレッサーなんですが、先述の通り隣にあったHBが移動したことで側面の空気取り込み用のフィンがよく見えるようになりました。遠目で見るとなんだか3Dプリンターで積層して作ったみたいで面白いです。模型的にはGMが一応これをモデルとしたパーツを各型式完成品に採用していますが、似て非なる形状ですのでいつか3Dプリントで作りたいなと思っている今日この頃です。


 さて、1001編成はこの辺にして金検で見た面白いネタをもう一つ

別に新しいものでも何でもないんですが1500形の一部のサハに搭載されているレール塗油装置です。


 いままでじっくりと観察したことがなかったので見やすい位置にいてちょうどよかったです。

 この装置、どこかの電機メーカー製かと思いきや・・・


 なんと、東急グループの会社が製造したものでした。これは驚きでしたね・・・ということは東急電鉄線でも同じような形式の塗油装置を使用しているのでしょうか・・・

 また、1枚目の画像からわかるように2か所ある油補充口が「海」と「山」で分かれているのも面白いですね。艤装方向的にてっきり第1台車と第2台車で分かれてるものだと思っていたので個人的に新しい発見です。やはり曲線での塗布を考えるとそのほうが合理的なのでしょうね・・・


 こちらは塗油器付きの台車ですが、これは模型で再現するのは大変そうですね・・・特に塗油器本体のレールと接触している部分とかどのあたりまでこだわるかで意見が分かれそうです。
 台車そのものは基礎ブレーキがディスクブレーキですっきりとした印象ですね。


 お隣のデハ1720号車の機器が品川寄りだけ清掃されていました。ちょっと面白かったです。特に半身だけきれいになってるSIVとか・・・

 そんなこんなで一路三崎口まで快特でかっ飛ばして次に観察したのはステンレスの8V。別に何度も見てるので取り立てて新しく発見したこともないのですが、個人的にCPの奥行き感と各種空気ダメの艤装を再確認したかったので改めて観察しました。というのも次に作ろうと思っている模型が銀ではないですがSUSの8Vなので・・・



 こちらがT系に搭載されるMBU1600-Y系コンプレッサー。こうしてみるとかなり枕木方向の寸法が大きいですね・・・900mm以上あるでしょうか・・・GM製品から作る際にはぜひ改善したいポイントです。また側面の空気取り入れ用スリットや背面にあるPCケースみたいな冷却ファンも再現したら楽しそうだなぁと思ってますw

 
 そしてこちらはMsc系(Muc系も同様です)の浦賀寄り台車脇に艤装された空気ダメの様子。同じ容量と思われる供給空気ダメと第2元空気ダメが並んでいます。T系のCPの反対側に元1が艤装されているのでそれと合わせてMRを構成しているようです。アルミ1000では両先頭車に元1、4,5号車に相当するデハに元2が艤装されていたので、そのあたりから考えると1,3,6,8号車に元空気ダメが艤装されるようになったSUS車では配置間隔という意味では改善というか最適化されたんじゃないかなと思っています。
 模型的に、枕木方向に艤装された床下機器というのはレール方向の機器ばかりで淡白な印象となりがちなところにおいて良いアクセントとなるのでしっかり再現していきたいところです。

 銀千をぺろぺろしたところでお腹がすいたのでご飯を食べに上ります。


 そういえばこの無理やり感のある駅名標個人的にすきです。


途中で海に寄り道したりしつつ・・・

 新年初なりこま!!

 いつも通りの美味しさで安心しました。フォロワーさんも言っていましたがちょっとお肉が減った・・・かな・・・?

 おなか一杯になったところで気になる情報が、、、


 どうやら値上げするようです。最近の原材料高には勝てなかったようです。しかし、今まで550円であのボリュームのカルビ丼を提供してくれてたので値段が上がってもコスパがいいことに変わりはないでしょう。これからもおいしいお肉を期待してます!!


 お腹が満たされたところで新町検車区をぶらっと眺めてきましたが、今回はあまり面白いものがなかったのでとりあえず気になったものを一つだけ・・・


 ごらんのとおりアルミ1000です。先ほどもちらっと書きましたがCPを搭載する両先頭車には元1(4連ではたぶん元)空気ダメが浦賀寄り台車付近に艤装されています。そしてその隣には一回りサイズの小さい供給空気ダメが並んで艤装されています。模型でこれを再現したいなとずっと思っていたのですがいまいち正確な位置関係のわかる写真を持っていなかったのでちょうどよい収穫でした。午後の日差しも味方をしてくれて明るい環境で撮影できて良かったです。

 いつもよりも新町の滞在時間は短めに次に移動したのは花月園前。編成写真を撮るつもりはあまりなかったのですが、運用情報を見るとそろそろ賀正マークを付けた2011編成が羽田から下ってきそうだったので迎撃しました。


 そろそろ剥がされそうなので回収できてよかったです。

 日も落ちてきたので床下観察と撮影は終了して乗り鉄をしていこうかと思い、川崎に移動しました。21Dにさきほど日中観察した1001編成が入ってるとのことなので乗車し一路新逗子へ・・・


 歌う電車時代とはうってかわって静かな車内で思う存分走りを堪能しました。一つ気になる点としてはCPを搭載するデハ1001号車、デハ1008号車において、CP作動時に元空気ダメ付近からブリブリと大きめの音が出ていたことです。水か何かが動くような音にも硬いゴムが変形するような音にも聞こえました。比較として同じく元空気ダメを搭載するデハ1005号車でも確認をしましたがこちらでは音がしませんでした。以上のことから個人的に推察した原因はおそらくCPからMR管及び元空気ダメに至る経路に設置されている逆止弁の類じゃないかなと思っています。更新時のオーバーホールでゴム系の部品でも取り替えてまだそれが馴染んでいないのでしょうか・・・フォロワーさんの話では以前から音がしているとのことでした。いまだにはっきりと断定できる結論が出ていないので若干気になっています。誰かご存知の方がいらっしゃいましたらご教授いただければ幸いです。
 余談ですが更新前はなぜか1001編成と遭遇する機会にあまり恵まれていなかったので久しぶりの乗車でした。1001編成はツンデレさんでしょうか・・・私はツンデレっ娘すきですよ、ええ。

 そんなわけで京急蒲田まで1001編成で戻ってそこからは快特で品川に移動し帰宅となりました。結果的に運賃で2000円以上を京急に貢ぎました。このお金が車両の部品となり軌道となり社員諸兄の生活費になると思うとアツいですね。どんどん推していきたくなります。

 いつも品川でJR線に乗り換えた後にも体に残る京急車の余韻はなかなか趣深いものがありますね・・・今回もいい京急でした。

 最後になりましたが、今年も京急電鉄の益々の発展と一年の安全運行を願ってこの記事の〆としたいと思います。長文にお付き合いいただきありがとうございました。

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京急ファミリーフェスタに行ってきた話

押怒ッッッッッッッッッ!!!!!!!!(某氏風に)
お久しぶりです、いおんぐりっどです。例大祭お疲れ様でした(今更)。今回多めに用意してしまったのですが閉場2時間も前にCD、キーホルダーともに完売してしまい一同驚いておりました。ありがとうございました。ただいまWebでのダウンロード販売に向けて準備を進めておりますので完売でお求めになれなかった方は申し訳ないですが今しばらくお待ちいただければ幸いです。
 さて、28日に毎年恒例の京急ファミリーフェスタに行ってきましたのでそのレポートをば・・・

 普通車で浦賀まで収録をしつつ会場に向かおうと計画していたのですが当日例によって寝坊してしまい品川に到着するのがお昼前になってしまったのでとりあえず快特で会場へ急ぐことにしました。13時過ぎに会場に着弾してまず向かったのが工場内。

 銀千の8両と4両がそれぞれ入場していました。どちらもM1系の山側が非常に見やすい位置においてあったのでいろいろ観察してきました。
まず、川重車と東急車での主回路装置の艤装方法と構体の比較です
   
←川重製(主回路装置は東洋RG694-B-M)          東急製(主回路装置は三菱MAP-138-15V174)→

まず構体の枕木方向の梁についてですが、こちらは肉抜きの穴の有無の違いがある程度で位置などはあまり違いがないように見えます。両者の配管取り回しを見てもほとんど同じにそろえられているように感じました。次に主回路装置なのですが、三菱のほうが梁の位置にあわせて固定されているのに対し東洋のほうは機器正面向かって左から2,3番目の取り付け脚が枕木方向の梁の位置と一致していないことが画像からわかるかと思います(赤矢印部分)。詳しく見てみると東洋のほうは枕木方向の梁をつなぐレール方向の梁?のような物に固定されてるようでした。そのほかには三菱のものが車体に直接ボルト留めされているのに対し東洋のものはゴム板のようなものを介して留められているなどの違いがありましたが、振動防止などが目的ならば両者ともそうなっているはずでしょうから高さ調整以外の目的が思いつきません・・・(読者の方でご存知の方いらっしゃいましたらご教授いただけると幸いです)
 

続いて、川重製と東急製での空気ばね高さ調整弁に接続している空気管の曲げ方に差異があったのでご報告します。
 
←川重製                                東急製→

東急製の方は弁本体が取り外されていました。川重製が単一曲線で曲げてあるのに対し、東急製は90度ずつ2回に分けて曲げられていました。こういう細かい配管の取り回しに差異があるのは面白いですね!銀千も沼だなぁと思いました。

さらにさらに銀千の3種類に付帯するフィルタリアクトル(FL)の型番がわかりましたのでお知らせいたします。

東洋製(L3037-A)、三菱製(RT-1773形)、東芝製(E4209-F)でした。東芝のやつは予備品の検査票からわかりました。東洋と三菱はともに8mHということなので東芝のもおそらく同じなのでしょうがよくもあの小さい筐体で同等の値を得たものだなぁと感心しました。やっぱり東芝すごいね!!


そのほかには1001編成が入場中で主回路系の機器が取り外されていたのでKH97形MBSA-R作用装置を横から、裏側からじっくり観察することが出来ました。


ML-1中継弁のあたりから外に伸びているBCエアを大気放出するようと思われる短いパイプがかわいいですね![ l ロ l ]<しゃおー!


15時過ぎに久里浜を離脱し浦賀に向かいました。ここから約三時間かけて普通車を乗り継いで品川まで収録を行いました。


これは帰ってきてからわかったことなのですが、文庫→上大岡の音声があまりよく録れてなかったので再履修ですね・・・


そのほかでは、フェスタの部品販売で旧1000形のBC圧力計とデハ819-2号車のVLV(応荷重弁)圧力計を買ってしまいました。ひとつ500円と聞いた瞬間に買っちゃいましたw


売ってくれた係のお兄さんがなかなか気さくな方でたった3分という短い時間でしたがいろいろお話できて楽しかったです(迷惑になってたらゴメンナサイ)。作用装置の蓋をリクエストしたら考えておいてくれるそうです(笑) 来年が楽しみですね!

圧力計は金欠を脱却したら動かすつもりなのでまた詳しい話は後で書きたいと思います。

今回も楽しいフェスタでした。また来年もたのしみですね!

取ってきた素材で”何か”を作るので乞うご期待!!!!

それでは次の記事でお会いしましょう!では!!!





5000兆円ほしい!!!!!!!

プロフィール

HN:
いおんぐりっど
性別:
女性
自己紹介:
京急/鉄道模型/床下機器/電気・電子工作/音楽アレンジ作り/同人活動
サークル:霊烏路車輌製造 主宰
Twitter:@kyukon_tech

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