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霊烏路車輌製造 工場日記

模型製作とか実車観察、電気・電子工作、音楽作りなんかについて備忘録代わりに書いていきます。よろしくお願いします。

京急600形更新車4連を作る(完)

こんにちは、いおんぐりっどです。

なんかブログを始めたころに制作記その1を上げて以来ずっと放置してた600の更新4連がようやく完成しましたのでご報告します。

今回は、更新に伴って主回路装置が三菱→東洋に振り替えられた6511編成を製作しました。

早速完成写真をば


600形4次車において要となるSIV周辺機器や放電抵抗器は3Dデータを作成してプリントしたものを使っています。
各車両を1両ずつ見ていきましょう。

1号車 デハ651-1(Muc)
海側

山側


浦賀方の先頭車です。この車両は主に主回路系の機器と空気回りの装置を搭載しています。前述のように主回路系の機器だけ東洋電機製のものに振り替えられたためにVVVFインバータ装置はRG656-A-M形を搭載しています。基本的にはGM京急600用の床下機器を並べ替えて使っています。後述しますが、CPは製品のものを切り継ぐことで4次車固有のC-2000LA形を再現しました。また、これも後で述べますがHBは3Dプリント品を使っています。

2号車 サハ651-2(T)
海側

山側


パンタなしの中間付随車です。自車分の制動機器・配電盤および継電器類のほかには蓄電池と 放電抵抗器が搭載されています。蓄電池はGM分売パーツからそれっぽいものを、RD(放電抵抗器)は3Dプリント品を用いています。

3号車 サハ651-3(Tp2) 
海側

山側


実車では付随車ですが模型においては動力車に設定しました。この車両は補助電源とその周辺機器を搭載しています。海側にIVT(静止型インバータ変圧器)、山側にはSIV本体とIVHB(静止型インバータ高速度遮断器)がそれぞれ艤装されています。今回の目玉ともいえる機器類が艤装された車両です。

4号車 デハ651-4(Msc)
海側

山側


品川方の先頭車です。基本的にはMuc形と変わらない配置ですが、更新車では山側のGSの横(品川寄り台車直近)に行先表示制御器が搭載されているのがポイントです。模型ではGM分売パーツから似た形状の機器を探して配置しました。その他の加工点は1号車のデハ651-1と同様です。


さて、各車の紹介も終わったところで今回の目玉ともいえる3Dプリントの機器類を1つずつご紹介しましょう。


まずは、三菱製のNC-WAT150B形静止型インバータ装置です。600形の4連では冗長性確保のためにSIVが2群化されました。2群が線対称になっていて非常に作りやすい形状でした。隣にはIVHBが艤装されています。パンタグラフが2基搭載となっているためIVHBも2つ搭載されています。模型用のパーツではこれら3つの機器をひとまとまりとしました。別に分ける必要もないですしそのほうが配置するときに楽なので・・・

次にIVTです。さきほど書いたSIVの反対側側面に艤装されています。こちらも2群分が線対称となっているため、その点では作りやすい機器に見えます。しかし実車においてこの機器は少し奥まった位置に艤装されており、模型でもそれを再現しようとすると動力のダイキャストとのクリアランスの兼ね合いでパーツ自体をかなり薄くしなければならず、設計に難儀しました。動力車を隣のT車に設定すればこの問題は解決するのですがそうすると車体中央のRDの表現を犠牲にせざるを得ず、なかなか厳しいです。うーん600形の4連ムズカシイ・・・

そして次がそのRD

車体中央のかなり奥まった位置に艤装されています。海側が正面で銘板があり、山側にはコネクタ類があります。これを忠実に再現するために模型では海側と山側のパーツを別々に作り接着する方法をとりました。こうして積層方向を同じくすることで、シャープに出力することができると期待したためです。

結果は期待どおりでした。パーツの合わせも意図したとおりになり、非常に良かったです。後悔があるとすれば、断面を埋めるなどすればさらに完成度が高くなったかもしれませんね・・・

最後はHBです。

写真の右側の白いやつがそれです。ちなみに実車では下の写真のようになっています。

スイスはセシュロン社のいつものやつです。絶縁性の樹脂パッケージに収められた本体が薄い鉄板で構成された枠を介して吊られているのが特徴的です。これが的確に再現できるのも3Dプリントの強みですね。薄い板の再現や本体の塗り分けを考慮してパーツでは本体と枠を別パーツにして出力しました。懸念していた枠の強度ですが、DMM.makeのアクリル樹脂Extraモードで出力したところ、特に実用上問題はなさそうです。予備のパーツに力をかけて変形させてみたりもしましたが、多少の曲げには耐えられるとわかりました。

ちなみに模型の写真で一緒に写ってるCPですが、これはGM分売パーツを切り継ぐことで作成しました。

C-2000LA形の実物の写真です。1-3次車が搭載するC-1500LA形に対し吐出量が1500L/minから2000L/minへと変更され、低圧・高圧それぞれ1段ずつだった圧縮部分が低圧2段となり3気筒となりました。
模型に話を戻しますが、基本的に細部のモールドをつぶさないように、接着剤で貼り付けるだけの簡単な加工です。切断面が垂直になるようにカットする以外はたいして難しくもない加工です。いつか3Dプリントで作成してゴムブシュを介して吊られてる姿など的確に再現したいものですね。


とりあえず今回取り立てて紹介するべき加工は以上です。あとはいつもの標準仕様で各部再塗装と色差し、運転台下のステップや機器類を追加しました。




最後になりますが、今回2年越しの完成をするにあたりTp車の屋根を譲っていただいた某氏に感謝してまとめとしたいと思います。ありがとうございました。

余談

今回制作に使用したパーツが収録された京急車用パーツセットをDMMのクリエイターズマーケットで販売しています。これには本作では出番のなかった三菱製のCB(遮断器)も収録されていますので6511編成以外の「純粋な」三菱車を作るときにもご使用いただけます。もしよければどうぞ。


せんでん・おわり

それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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未来ずら〜!

お久しぶりです。あけまして一ヶ月がたちますね。おめでとうございます。まだ年賀状の返信が終わってないいおんぐりっどです。今年も関係各方面に発展がありますことをお祈りいたします。

 さて、お前はこの一ヵ月半一体何をやってたんだと思う人も多いでしょう。いや~大学のほうが忙しくてですね・・・あ、ちゃんと模型もやってましたよ。3Dプリントとか3Dプリントとか・・・
そんなわけで・・・
  
 はい。見ての通り銀千です。私は今回初めて銀千を買いました。ほとんどの京急モタクの方はもうこの画像で察したことでしょう!そうです!今回の導入は・・・

1367編成!!!

いやぁ~やっと導入できました。出てきたときから欲しくてたまらなかったのです!

模型の紹介に移る前に軽く実車のおさらいを・・・

この編成は2015年11月13日深夜に川崎重工を出場し、12月9日に営業運転を開始し8121-を置換えました。同期電動機を実装したことや京急の新造車としては半世紀以上ぶりに東芝製の主回路を装備したことで話題となりましたね!この編成に艤装されてるSVF102-G0っていう娘がすごいんですよ!!!従来の東洋/三菱製の主回路よりもレール寸法が若干拡大しましたが、なんと艤装位置は変わってない!!PMSMの制御は原則的に1C1Mで行うのでこの箱の中身には8回路分の制御回路と8×6個の素子とダイオード、それからアンプ、継電器類が納まってることになります!

未来ずら!未来ずらよルビィちゃ〜ん!!

いや~しかし設計陣には脱帽です。ほんとにすばらしいです。

このすばらしさを模型でも余すところ無く再現しましたよ~

アッアッ・・・(語彙力)
よさみの塊ですね!優勝!!
ちなみに設計段階はこんな感じでした。

今回初めてDMM.makeを利用しました。あれいいですね・・・安いし早い。これで2300円くらいでした。今回3DCADで初めて実用的なものを作ったのですが、3Dモデリングにハマってしまいました。楽しい!!これはこれからもいろいろ作っていきたい所です・・・

模型に関して前述以外の工作点は
・床下再塗装と台車のブレーキシリンダー削除
・機器類色さし
・床下並べ替え
・乗務員ステップおよび屋根の交換とSR無線アンテナ設置
・車輪側面塗装
だいたいこんなところです・・・

以下写真をば・・・

なかなかの自信作となりました。GM銀千は製品のプロポーションがなかなかなのでちょっと手を加えてあげるだけでかなりの完成度を持つものに化けますね・・・これは大量導入待ったなし!!(なお資金)

長々と書いてきましたが、今年一本目の落成はこんな感じです。唯一心残りだったのはLB箱がMITSUBISHIのままであることですね・・・まあデータはもう起こしたので次の出力のときにでも交換しておきます・・・
P.S.


第十四回博麗神社例大祭申し込みを完了しました。すでに頒布物の製作も開始したので、また近いうちにお知らせできればと思います。

ここまで読んでいただいた方、どうもありがとうございました。


そりでは、明日は学会発表なのでここいらでなえらいをさいまつ!ぽやしみ~!!(・ω・)ノシ





600形更新車4連を作る(1)

以前から所有していた600形ですが、ちょっと前に車体をGMジャンク市で買った新しいものに交換しました。その車体が更新車だったので、これを機に更新車として模型を作ってみようかなと思いまして 床下を含めリニューアルすることにしました。

 編成をどうしようか悩んだのですが、個人的に三菱の15V61が好きだったので651編成としました。車体のインレタ転写・シール貼り付けはすでに済ませてあるので、主に床下メインでいじっていきます。

 まず作り易そうなT車から取り掛かったのですが、ここで問題が発生。

 

    大きめのSBがない・・・

 よく使う機器類はある程度ストックしてあったのですが、先日4MT(2411-)を作ったときに在庫を切らしたのをすっかり忘れていました・・・

 困りました・・・まあ来週か再来週あたりに秋葉原いくのでそのときにでも調達しておきます。
 そんなわけでまだ未完成ですが一応写真をば、

 
               山側(左)海側(右)

 やはり600形四次車以降のT系で印象に残るのは車体中央付近の放電抵抗器(RD)ですよね。GMの製品そのままでも造形は悪くないのですが薄い・・・すべての機器が設置し終わり次第プラ材で箱状にするつもりです。

 とりあえずSBとSB接触器箱はよさげなものを買ってきて取り付ける予定です。それ以外は機器配置の見直しと間隔の適正化でOKかと思います。あ、ARBとMBSA作用装置の間にある圧力検出装置?は適当な大きさの箱をそれっぽい形状にして取り付けています。MBSAよりちょっと短いくらいになるとちょうどいいようです。

 秋葉原では調達するものが多くなりそうなので資金が足りるかか若干不安なところではありますね・・・

 余談①
 
 1601-が川重から出てきましたね。主回路などは今まで通りといった感じのようですが、2号車がWパンタになったようで・・・実車の観察を出来る日が待ち遠しいです。

 




 それではこの辺で。。。


プロフィール

HN:
いおんぐりっど
性別:
女性
自己紹介:
京急/鉄道模型/床下機器/電気・電子工作/音楽アレンジ作り/同人活動
サークル:霊烏路車輌製造 主宰
Twitter:@kyukon_tech

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