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霊烏路車輌製造 工場日記

いおんぐりっどです。模型製作とか実車観察、電気・電子工作、音楽作りなんかについて備忘録がてら書いていきます。よろしくお願いします。

京急1000形17次車を人類最速で作る!

みなさんこんにちは、いおぐりです!!
先日1613編成が運用開始したようで塗千待望のデビューですね。早く乗りに行きたいです。

さて、実は17次車のプレス発表直後から私も着々と準備を進めてまいりまして、ついに完成と相成りましたのでご報告します。今回は「特別仕様」ということでかなり気合入ってます!!


というわけで17次車8両固定編成トップナンバーの1201編成ですッ!

模型を紹介していく前にちょっとだけ実車のお話をば・・・

昨年の12月末に総合車両制作所から一部未塗装の状態で出場し、「白い京急」として一躍有名になった編成です。Twitterの情報によれば1月25日の日中には塗装と再組成が完了し久里浜工場の構内で試運転を行ったようです。
床下機器類は16次車と同一と思われ、その他の変更点としてはブレーキの7段化やサービス用のLCD2画面化などが行われました。

~実車の話、おわり~


それでは模型の話に行きましょう!

基本的にはGM銀千の再塗装と床下並べ替え、16次車と同様の主回路装置などは自作の3Dプリントパーツを使用して仕上げました。
まずはいつも通り側面を1両ずつ見ていきましょう!

1号車 デハ1201
海側
山側

浦賀寄りの先頭車です。形式としてはM2ucとなり、隣のM1系とユニットを組みます。自車分の機器以外ではSIV、変圧器、整流装置、蓄電池、DC/DCコンバータなどの補助電源系の機器を搭載します。また第1台車横には枕木方向に元2と供給空気ダメが並んで艤装されています。滑走防止制御を取り入れたことによって大型化されたBA/BR(ブレーキ指令器/ブレーキ継電器)箱と先述の空気ダメは今回新規で設計した3Dプリントパーツで再現しています。

2号車 デハ1202
海側

山側

M1u形としてデハ1201とユニットを組みます。こちらは主に主回路系の機器を搭載しています。海側第2台車付近に艤装されるHB/PLB箱、FLとVVVF装置は3Dプリントで作成したものを取り付けています。

3号車 サハ1203
海側

山側

Tu形を名乗る中間付随車です。海側の大きな元1と山側の銀色に塗装されたMBU-1600Y型コンプレッサーが目を引きます。CPは奥行きを調整し実車同様の艤装位置にこだわりました。ARB(補助継電器)の隣に艤装されたFSC箱は今回3Dで新規作成したパーツです。

4号車 デハ1204
海側

山側

5号車とユニットを組むM1u‘形です。模型における動力車に設定しました。基本的にM1u形と同じですが山側第2台車付近にSDC(受給電接触器)が設置されています。小型のBCBを再現したことを除けばデハ1202と同一です。

5号車 デハ1205
海側

山側

形式的にはM2s形と立派なM車ですが、両先頭車とは異なり補助電源系の機器を搭載しないため自車分の機器類のみを搭載した非常にすっきりとした床下が特徴です。FSC箱はサハ1203と同様です。また模型的にあまりにもすっきりしすぎていたので、余剰床下パーツから切り出したドアコックを山側車体中央付近に取り付けてアクセントとしてみました。

6号車 サハ1206
海側

山側

Ts形を名乗る中間付随車です。実車も模型もサハ1203と同様なので割愛します。

7号車 デハ1207
海側

山側

M1sc形です。動力を除いてはデハ1204と同一なので割愛します。

8号車 デハ1208
海側

山側

品川寄り先頭車です。形式はM2sc形で基本的にはデハ1201と車体の向き以外は同一です。整流装置脇に艤装されているVIS用の制御器はGMの分売パーツから似た形状のものを探し出して取り付けました。そのうち3Dで起こしたら取り換えようかと思っています。


さて、各車の紹介も終わったところで今回のこだわりポイントを詳細に解説していきたいと思います。

まずは今回の肝ともいえる3Dプリントパーツ達です。

1枚目は16次車の8Vから採用されたMAP-198-15V295形VVVF装置とFLです。フルSiC適用のパワーモジュールになったことで従来よりもコンパクトになったパワー部を的確に再現しました。またヒートシンクの奥行など3Dプリントの長所を最大限に生かしました。
2枚目はこれも3Dプリント品のHB/PLB箱です。実車ではこのサイズにHBとPLBが収められているということで、16次車でその詳細を知ったときはとても驚きました。さすが三菱さんですね。PLBといえば個人的に大好きなPLB表示灯(写真では一番右の蓋の上)も3Dプリントの精細な造形を生かして再現しています。


下側から各車の床下機器を見た図です。上からM2、M1、Tとなっています。私が制作した今までの編成では、3Dプリントした機器以外は裏側の肉抜き穴の処理や実車同様の奥行きの再現を原則行っていませんでしたが、今回は全車それを施工しました。特にSUSの8Vでは、4/6Vとは異なり機器がT車まで分散して艤装されるため、このような加工は模型的にあっさりとしすぎになるのを防ぐ点において一定の効果があると考えられます。
またこれは非常におまけ的な要素ですが、各台車脇の滑走防止弁箱もプラ材貼り付けという”超簡易”仕様ではあるものの再現してみました。

続いて今回「特別仕様」たる所以の先頭部ディテールです。

いつものステップ・ハンスコ・つなぎ箱取り付けに加え、今回は台車のケーブルと排障器取りつけを行いました。実車同様のごちゃっとした感じがうまく出たと自負しています。これでも一応R280通過可能です。

続いて屋根上です。2本となっているSR無線用アンテナは実車同様ビードを削って取り付けました。ビード削りが本当にしんどかったです・・・シバラクヤリタクナイ

屋根上の配管類は2色で塗りわけをしてゴム被覆と配管の区別をしてみました。また、パンタグラフは台座のフラットな銀色とアームのメタリックな銀色を塗り分けることで実物の塗装した鉄と無塗装SUSを再現したつもりですがこちらはほとんど目立たずちょっと残念です。


と、まあこんな具合に力作の1201編成、いかがでしたでしょうか。模型でも伝統の「京急らしさ」を再現できて個人的には満足しています。
気合を入れすぎた余り、普段では使わない光沢クリアーを使用してツヤツヤに仕上げてしまいました。艶の良さを知ってしまったので今後順次ほかの編成にも施工していきたいなーとか思ったり思わなかったり・・・


実車は間もなく本線の試運転が開始されると思われ、来月には営業入りすることも発表されています。営業入りしたら模型を持って会いに行きたいですね。7段という”真の実力”を現したMBSAブレーキシステムも早く体感したいものです。

次の10年、そしてこれからの新時代の京急を担うであろう「究極進化した1000形」のデビューを、冷え込む北関東のいおぐりハウスから楽しみに待っております。




では、また実車の乗車報告記事あたりでお会いしましょう!!




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プロフィール

HN:
いおんぐりっど
性別:
女性
自己紹介:
京急/鉄道模型/床下機器/電気・電子工作/音楽アレンジ作り/同人活動
サークル:霊烏路車輌製造 主宰
Twitter:@kyukon_tech

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